ニーナちゃんのおじさん
小学生の時、近所の公園で仲良くなったおじさん。
ダックスフンドのニーナちゃんを連れてて、ニーナちゃんのおじさんって呼んでた。
おじさんっていうよりは、もうその時点でおじいさんだったけど。
ニーナちゃんのおじさんとは、なんのきっかけだかわかんないけど、
仲良くなってよく一緒に居た覚えがある。私がくっついてただけかな。
今のご時世ではこんなことありえないんだろうけど。
子供の頃の私は女の子特有の群れるのが苦手だったし(今もそうだけど)
きっとおじさんと一緒に居るほうが居心地がよかったんだろうな。
おじさんはいつも公園で何人かの友だちと囲碁したり、ギター弾いてみんなでセッションしてそこに混ぜてくれたりして。
(私のバンドマン好きはきっとおじさんから始まっているんだと思っている)
本職は陶芸家で、いつも作務衣着てたし髪の毛も長くてなんだか普通のおじさんとはちがう、かっこいいおじさんだと幼心に思ってました。
なんだったか病気になって御見舞に行った所くらいまでしか
おじさんの記憶がないんだけど、なんていうかすごくピースフルな人だったなあ。
私は霊感だったりそういった類のものは一切無いけれど、
ふと友だちが気になって連絡してみると、いろいろ起きてて大変そうだったり、
亡くなる前に、その人から貰ったものが何にもしてないのに急に壊れたり
ということがあったりして
ふんわりときっとそういうのってあるんだろうなあと思っている。
ニーナちゃんのおじさんのこと、思い出したのもきっとなんか意味があるんだろうな。
ニーナちゃんのおじさんと志磨さんは私の中でなんだか通じるものがある。
chia